
店員
この商品は、今日までの販売となっております。
こう言われて、「迷っているし、買おうかな」となった経験ありませんか?
これは、今回紹介する、限定性を利用したマーケティングであり、消費者にとっては聞き馴染みのある、方法だと思います。
今回は、そのマーケティング方法の強みや弱みを確認しつつ、限定性を利用した、企業例を紹介していこうと思います。

管理人
今回は、最近の事例が多く、親近感を持って見て頂けたら嬉しいです!
限定性とは
限定性とは、物事が範囲や数量で限られている、性質のことであり、
限定性を利用したマーケティングとは、「この機会を逃すと、手に入らないかもしれない」と思わせることで、購買欲求を掻き立てる心理学を使った、方法のことです。
具体的には、
- 先着100名まで、購入可能(数量)
- 関東の人限定で、15時まで割引(範囲)
などがあり、人数や時間を制限することが多いです。

Aさん
この前、スタバが都道府県ごとに、限定商品を販売していたね。
【なぜ売れる?】限定性を利用したマーケティングの強みとは
限定性を使ったマーケティングをすると、なぜ商品を早く沢山売ることが出来るのでしょうか?
- 「今買わなければなくなってしまうかも」と思い、商品に希少性を感じる
- 意思決定を先延ばしに出来ず、購入の選択をしてしまう
からと、考えられています。
しかし、一つ重要なことがあります。
それは、
「限定性を利用すれば、商品の売上が上がるからと言って、利益を最大限追及することは危険だ」
ということです。

Aさん
利益が最大になるように、行動するのが普通では?
Aさんのように思う方もいるでしょう。
しかし、利益を追求するあまり、販売する量や範囲を増やしてしまうと、限定性という面で効果が下がってしまうのです。
そのため、「利益を最大にしよう」と考えるより、「即時完売しよう」と考えて、数量や範囲を決定するようにしましょう。
それにより、即時完売が話題になり、次回以降でまた、効果が期待できるでしょう。
限定性を利用したマーケティングは、
- 今買わないとなくなってしまう、というプレミア感(希少性)が重要
- 利益を最大限追及するより、即時完売による話題性を重視すべき
ということが、分かったと思います。